したっぱ理系学生の雑記@東京工科

大学生活などについて記録出来たらと思います。

【講義情報】東京工科大学の一年後期講義(CS学部専門基礎教育科目)を受けてみての感想

一年次後期に履修した下記の7.解析学基礎から12.プログラミング基礎Ⅱまで記しておこうと思います。

↑一年後期で私が受けた講義たちです。
7. 解析学基礎

高校で微分積分を勉強していた人なら楽勝だと思います。例えば新しい話であるマクローリン展開など、名前だけ見れば厳ついですが、テストでは演習問題を解けるようになっていれば大丈夫だと思います。

クラスによるかもしれませんが、証明問題などは講義内でやらなかったのならテストでも出題されないと思います。重要だからテストで出すよ、とあらかじめ宣言された証明問題は覚えておいた方が良いです。その場合も、細かい表現の差異は気にせず、流れをきちんと説明できていれば点を渡すと言っていたので、単なる暗記ではなく理解するのが大切だと思います。

8. 線形代数II

序盤は簡単だなーと思っていたら、いつの間にかついていくのが大変になった科目です。

テストでは通常の演習問題に加えて、証明問題が4つほど(5つかも?)出題されました。演習問題は講義内で取り組んだ全範囲からつまみ食いするようにして出題された記憶です。同様に、講義内で説明された証明問題も全て出題されたような気がします。

「証明した結果を用いて問題を解け」といった問題も出たので、できないと大問をまとめて落とす事態にもなりかねないので気を付けた方が良いです。

記憶にある証明問題は、

  1. 線形空間(ベクトル空間)
  2. 一次独立
  3. 線形写像
  4. ジョルダン標準形

です。ジョルダン標準形は講義内でさらっとしかやってなかった記憶だったので、証明や演習問題が出題された時はかなり動揺しました(分からなかったので、部分点を願ってのやけくそで記述しました笑)。

ここまで述べておいてあれですが、ぶっちゃけ担当教員次第です。講義内で証明問題を重視してなかったら出ない可能性もあります。直接教員に聞いた方が良いです。

9. オペレーションマネジメント

難易度は高くないです。特に単位を取るだけなら尚更です。

中間テストと期末レポートがあります。問題の特性上明確な答えが分からないので、中間テストの手ごたえはよくなかったです。期末レポートがかなり大切だと思います。

毎回の課題はGoogleフォームで行いました。その際に記入できる講義についての質問は、内容が良ければ成績に加算されるようなので、可能なら毎回質問をした方が良いです。

レポートはテンプレートや先輩方のレポート例などが公開されていなかったため、自分で構成を考えなければならず、当時難儀した記憶があります。そういうワケで、せっかくなので私のレポートの構成を記しておきます。

  1. テーマ紹介と取り上げた例
    選んだテーマを宣言した後原文ママを明記し、例を原文から引っ張ってきた。テーマはさる会社が実施している制度とした。
  2. 経済性分析
    具体的な数値を計算し、制度の施行前と後での差を考えて、その制度が有効であるかを確かめた。判断の是非は利益率を算出することで実現した。
  3. 結果と考察(どんな価値を提示できたか)
    2.の結果をもとに制度が妥当か否かを考察した。加えて現在の仕組みと比較し、改善案やさらなる発展のための提案を行うことで、新たな価値を提示した。
  4. 参考文献
    利益率の算出に利用したその会社のデータや、会社が現在行っている取り組みなどが載っていたサイトなど、参考にしたウェブサイトのリンクを記入した。

こんな感じの構成で作成しました。合計で3000文字程度です。

10. 価値創造演習

結構ためになる講義でした。グループワークが主で、グループでのプレゼン発表バトルがあります。勝てば成績に加算されるほか、履歴書に書けるデジタルバッジが貰えるようです。

プレゼンの内容作成における役割分担の割り当てに失敗すると、他の人のカバーをしなければならないので、最初が肝心だと思います。一人で全員のカバーをしているらしき人を何人か見かけました。私たちのグループも、一人だけ二回目くらいから来なくなり人手が足りなかったので、本当に大変だと思います。

11. コンピュータ概論II

演習問題は協力して解いた方が良いです。期末テストは対策問題があるのでそれをやればまず単位は大丈夫です。テストは演習問題よりも簡単だったように感じました。

演習が肝です。

シェルスクリプトのプログラムでは、その穴埋めが出ました。理解しなくても講義内で作成したプログラムの作成手順が頭に入っていれば解けるような問題構成でした(でも多分理解した方が良い)。

ちょっと記憶があやふやで、出題されたプログラムは円周率だか九九だかハノイの塔だかは分かりませんが、確か円周率のプログラムで問題数は一つだけだった気がします......。すみません。

12. プログラミング基礎II

テスト形式はプログラムの穴埋めで、プログラミング基礎Iの時とほとんど変わりません。"地頭"×"今までコードを書いた量"みたいなテスト内容です。中間は今までの復習問題が多かったです。