【講義情報】東京工科大学の一年次前期講義(教養教育科目)を受けてみての感想
一般教養を何取ったら良いか分からない! この講義のテストどんな形式なのか知りたい! と私自身感じていたので、少しでも情報をと思い、また振り返りもかねて記してみることにしました。
何とも言えませんね……フレゼミの担当教員に特段良くも悪くもない成績と言われましたが、その通りですね。
では、上から順に感想を書いていきます(記憶違いがあったらごめんなさい!)。
1. 言語学
面白そうだったので取ってみました。結論から言うと、確かに興味深くて面白くはあったのですが、友達がいない状態……つまり一人で臨む場合、難易度は高いように感じました。いなかった場合の体験を話します。
内容としては、歴史などが好きな人は特に楽しめると思います。詳しい内容はシラバスを参照してもらうことにして、まずこの講義では、毎回の講義の終わりに実施される小テストと、中間・期末テストで成績が決定されます。
この小テストが重要で、その日の講義内容を幅広く問われるうえ、講義資料は通常ダウンロード出来ないので、板書をしっかり取らないと、人によっては0点もあり得ると思います。加えて、板書を読み直して"時間内に"正しい情報を獲得しないといけないので、私のように頭の回転が悪い人は苦しいと思います。
ちなみに、中間・期末テストは普段の小テストと形式は特に変わらなかった記憶です(問題量が少し増えただけ)。板書の持ち込み可能です。
テスト前では、私は全体のノートに何が書いてあるのか確認し直したあと、索引用のノートを追加作ってテストに臨んでいました(※なお)。
余談ですが、講義中にゲームなどで遊んでいる人や遅刻には厳しいです。その場で叱られていましたし、1分でも遅れたら遅刻扱いでした(一回遅刻で体験済み)。
2. Practical English I
英会話の授業です。最初に行われるプレースメントテスト英語の成績に応じて、これから一年間、後述でも触れるAcademic Englishなどで過ごすメンバーが決められます。
内容は、英語ネイティブの先生の指示に従って、英語で同級生と話をしたり、簡単なゲームを英語で取り組みました。
中間・期末として英語でのプレゼンがあります。とはいっても、前もって原稿を考えるように言われるので、それを暗記するだけです。いざ話そうと思って何も出てこなかったら気まずいかもしれないので、早めに覚えた方が良いかもしれませんね。
3. Academic English
上述の通り、プレースメント英語の成績で振り分けられたクラスで授業を行います。内容はクラスごとに多少違うようですが、基本的に教科書を読んで軽く演習をやって、みたいな感じでした。
期末テストでは……これまたクラスごとに違うようですが、私のクラスでは長文が3つくらいと並び替え問題がいくつか出ました。pcで解きましたが、カンニング厳禁!!
余談ですが、学習支援センターで英語の勉強をすると、この授業で成績に加点される証明書が貰えます。
※学習支援センターは片柳研究所10階奥の部屋にあります。
4. 情報リテラシー演習
Office(wordやexcelなど)やvscodeの操作、Linuxの勉強をしました。特にLinuxの課題が大変でした。授業内で学んだことを踏まえた課題が毎度課されるのですが、本当にキツかったです……。もう、少しでも分からなかったら手を挙げてTAの人に聞いた方が良いです(質問する際は、授業料払っているのだから、手を挙げるのは悪いことじゃない! と毎回自分に言い聞かせてました笑)。私は質問しまくりでも、毎回最後まで残っていたので(泣)
中間テストは無く、期末テストだけがありました。記憶があやふやですが、ほぼほぼLinuxコマンドの問題が出たはず。「このコマンドを実行した結果を選択肢から選べ」みたいな。選択式でした。ちなみに後期もLinuxの授業があるので(多分CSだけ)、苦手な人は学習支援センターに行くなりして分からないところは解消した方が良いです。
※学習支援センターは片柳研究所10階の奥の部屋です。
5. 数学概論
もっと勉強しておけばよかったと思っている科目No.1。単位数2なので結構GPAに響いた……。
プレースメントテスト数学の成績によって、"数学基礎"と"数学概論"に振り分けられます。結論から言うと、単にいい成績を取りたいなら、"数学基礎"を目指した方が良いです。友人曰く、入試を突破した人なら恐ろしいくらいに簡単だそうです。ちなみに前期のみです。シラバスを見ればわかると思いますが、全体的な内容は高校数学+これから習う? 大学数学の体験版みたいな感じです。
特に厳しかった部分をピックアップすると、条件付確率・三項間漸化式・グラフ_ネットワーク理論(離散数学?)・微分方程式、その他最小二乗法・スプライン補間みたいなのがありました。初めて触れる人も多いと思うので、分からなくなったら講義終わりに教授に聞きに行くか、学習支援センターに行くことを強く勧めます(※学習支援センターは片柳研究所10階奥の部屋)。
特に条件付確率やグラフ理論では→😰🤯🐉頭の中こんな感じになりながら講義受けてました。微分方程式意味不明だった。
期末テストでは、記憶が正しければ高校範囲の微分・積分・離散数学(無向・有向グラフ、最大流量問題)・スプライン補間・微分方程式が出たはずです。記憶違いじゃなければ、偏微分も出た気がします。
"数学基礎"ではなく"数学概論"に挑む人は、分かったつもりで放置しないことが重要だと思います。当たり前かもしれませんが、私は質問しただけで満足していて、そこが抜けていました。正直単位を落としたと思っていたので、取れたのは奇跡です。
6. 物理の世界
大学物理の講義ではありません。話自体は物理の歴史や用語についての説明がメインで、興味深くはありますが、物理の講義ではないので、物理を学ばなければならない人たちにとっては肩透かしかもしれません。一度、実験があり、そのときは軽く計算をしましたが、計算式は全部与えられるので高校物理未修の人も安心です。実験はペアを組んで行います。
中間テストはありません。期末テストは、講義資料をプリントすれば持ち込み可能なので、全てプリントして持っていきました。ただ、講義資料外の講師陣の補足発言からも出題されたような記憶があるので、講義はちゃんと聞いておいた方が良いです(特に後半)。
あと、何故か過去問が出回っていたらしいですが、当日まるきり同じ問題が出たようではないみたいです。周辺の席の人たちが過去問と全然違うみたいなこと言ってたので(回収されるのにどうやって手に入れたんだろう……)。
7. 心と健康
スポーツ実技の代わりに取りました(2単位)。スポーツ実技(1単位)と外国語(1単位)を取る人は受けるテストが前期後期で一つ増えるので少し大変かもしれません。
内容は、授業スライドをwordに板書し、最後に感想を書いて提出するみたいな感じでした。スライドが流れる速度はタッチタイピングができないと追いつけないので、mikaタイプなどで練習した方が良いです。後半に行くにつれて、感想の文字数指定が入ったり、一日のエネルギー消費量を算出したりしました。
テストはありませんが、期末レポートがあります。今までの講義トピックの中からレポートテーマを選びます。ここで今まで必死に板書してきたモノが活きました。レポートの構成は、
①選んだトピックの中から、かつて板書した箇所をまとめる
②追加の事例を調べる
③①②を踏まえて感想を書く
④参考文献を記載
こんな感じで2088文字書きました。
8. フレッシャーズゼミI
少人数クラスでの授業です。最初の自己紹介は無難に済ませることを強く勧めます(滑り散らかして負い目になって、一年次は最後の方まで馴染めなかった人より)。内容は三段論法など、文章の書き方について学びます。
テストはありませんでしたが、グループを組んでの期末プレゼンがあります。また、毎回600字くらいのレポート? 作文? の提出があります。担当教員曰く、「毎回課題だして最終プレゼンすれば大体Aにする」と言っていました。
以上です。色々甘かったり間違っている個所もあると思うので、あくまで参考程度にしていただけると助かります。いつかこの情報が誰かの力になれたら幸いです。